父の不足を自分で補う。
明日、アロマテラピー検定。
問題集の問題解く。
多分いけるんだけど、
前日にやることって、これでしょ。
一回やったけど、もう一度。
でも、忘れてるから、お得です。
…私は最初の子で、
女の子って成長早いから、
頭がいいと勘違いされたのか
両親は、教育ペアレンツになった。
とはいえ、
実家が地主な金銭感覚の母は、
めちゃ高い教材を与えるだけで、
あと、ドリルをやるように、見張るだけで
父は、休みの日、小学校ではやらない
英語を、少し教えた。苦学したようだけど、
名選手は名監督ならずで、
理屈っぽいその教えは、
理解はできてもやる気を削ぐものだった。
問題を解いて、父に見せる。
父は居間にいて、採点するんだけど、
間違った所だけ、×をつけ、
返してくる。
そーゆーところが、たまらなく嫌だった。
できた所は当たり前、
できなかったのは、何故できなかったのか
一緒に考えては、くれない。
私は、できた所に、
◯が、たくさん欲しかった。
8割がた、できていた小テストには、
本来そのくらい、◯があってもいいものだ。
それからいくらもしないで、
私は父から英語を習うのを拒んだ。
未だに、教わったことは、覚えているけど。
できない私は、愛されないと思った。
だから、今更、私は
こんな歳になって、
誰にも見せないものに、
わざわざ赤ペンで、
たくさん◯をつけた。
よくやったね。
がんばったね。
たくさんの◯を眺めて、
幼きころの、自分をねぎらってやる。
えらかったね、よくやったね。
こんなに◯が貰えたね。
◯がたくさん、貰えたのは、
頭がいいからじゃないんだよ、
優秀だからじゃないんだよ、
がんばったからなんだよ。