アメフトの大学生の会見を見る。
なぜか涙が出てくる。
自分を守ろうとする気持ちは誰にでもあって、
それが言葉の端々に、出るもの。
若いなら尚更。
でも、こらえて、しっかり話していた。
いろんなことに追い詰められて、
これからも人生終わらされてしまうまで
トコトン叩かれ続けるだろう、時代。
名前と顔を出して、
話す勇気。
自分だけの問題ではない。
家族や親戚、友人、部活の仲間
いろんな人が泣いたと思う。
それも背負って。
皮肉なもので、美談は
人々の記憶に残らない。
彼の顔も名前も、
一般の人は忘れてしまうに違いない。
偉い大人たちは早々に逃げてしまい、
ほとぼりの冷めるのを待ってるだけで。
だけど彼の人生、彼の周りの人の人生には
汚点として黒々と残る。
苦みを、これからも、ふと思い出す。
人生長いのに。
でもあの姿を見れば、
責める人は誰もいないはず。
この世で一番大事なものは
教育だと私は思っていて、
その教育には愛がないと、伝わらず届かず、
その愛を学ぶのもまた、教育だと思う。
弱いものいじめ、卑怯。
幼稚園児以下の教育者だと思う。
この度傷つき、憤り、悲しんだ人たちには
それを覆い尽くすほどの、愛が
これから降り注ぐよう願います。