40歳のアザラシは カウンセラーになれるか

40歳でカウンセラーを目指し何もできず現在に至る

やっぱり理解のない夫

「カウンセラー???

  お前にできるのか???」

 

と、睨みつけてくる。

お酒が入っているとは言え、

 

毎度毎度、感じが悪い。

彼なりに、克服はしてきたけれど。

 

「カウンセラーなんて、相手の

 悪いところズバズバ言わなきゃいけないんだぞ」

 

なんて、どんなイメージだ……。

いちばんやっちゃだめなやつ……。

 

 

モラハラという言葉を知る、はるかに前から

「こういった」彼の「そーゆーとこ」に

私は苦しんできた。

 

今はいろいろあって

「それなりに」改善はされたけど

持ち前のものは、多分変わらない。

 

「ろくろく仕事もしてないのに、

 今の給料貰えてるんだからめっけもんだろ」

 

「お前にはなんの取り柄もないんだから

 今の職場でじっとしてろ」

 

…というご意見を、

彼なりに努力して努力して、

とてもやんわりと伝えてくる。

 

私の心のことは、結局、聞いてないのだ。

じっくり話そうと、時々飲みにいくけど、

 

毎度毎度、がっかりする。

お酒のせいではない。

 

あくまでも、自分の望みどおりで

あってほしいのだ。

 

事実や、相手の状態を、

受け止めることができないのだ。

 

変化することを、とても恐れている。

最終的には、好きにすればいい、と

言ってくれたけどそれは、

 

私に嫌われたくないから

渋々飲んだだけの言葉だろう。

 

お前が無職になっても、

俺が食わせてやる!と

 

劇団でもなんでも

入ってこい!と

 

(以前、子供のころやっていた

市民劇団に顔を出そうかなと

言った時にやはりもめている)

 

 

私のやろうとしていることは

生産性がないと、言わんばかり。

 

 

……わからないでもないけれど。

私も、なにかあれば、

揺らいでしまうし迷いの途中だし。

 

「人生一度きりなのだから、

 好きなことやれ」

 

と、口では言うけど、

明らかに納得してない。

 

なにをやっても成果を出せない私と

甘くない世間と

保守的な夫と。

 

……がんばれるのかな……。